まずは何とか飛行機には乗れたらしい。つーことでただ今、西シベリア上空である。
で、残念ながら窓側には座れなかったものの、一瞬だけ空が見えた。
しかも、旋回しているときだったからだろうか。本当に、今までみたことのない成層圏の色をした蒼い空だった。
知らなかった。本当にみたことのない蒼だった。
でも、いいものが見られたのは素直に喜ぶとしても、本番はそこじゃない、ということで（汗
相撲レスラーのラッピングがされたトローリーバス。
確かに国際区だ、クイズ・ミリオネア（ｗ
なんか馬鹿にされているのか、鉢巻きネクタイの携帯の広告。
それ以外にも、かなり大学が死ぬほどばかでかくてびびったり、空が綺麗だったり、いろいろ、いろいろ。
ちなみに失敗したのは、デジカメの充電器を持ってこなかったこと。表示上は1/3が無くなったところだが、本当に最後まで持つのか心配である。
そんなことはいいとして、私の発表は明日なのよねー（汗
うん、最後の最後で凹まないように、最後まであがきましょ。
出陣である。
しかし、この程度のことでドキドキするとは、まだまだ青っちーのである、俺も。
とにかく、発表した。
何とか、質疑応答にも答えた。
ディスカッションでも発言した。
ほんとにヘタレで、ほんとに大したことねーんだけど、それでも、それでも、また一歩進んだ。
俺の一番の欠点は、人より劣っているくせに、人並みの努力をしないことである。
それでも、亀だかミミズだか知らないが、ちまちまと努力をして、そして一歩でも先に進むようにしている。
今の自分の能力や、今の自分のやり方に満足してはいけないにしても、それはそれで、大切にしていくべきものなのだと思う。
この一歩は、小さな一歩だ。ついでにいうと、俺にとっても、世界にとっても小さな一歩だ。
それでも、とにかく一歩は一歩だ。
満足しちゃいけねーが、忘れないようにしよう。心から、そう思った。
ということで、終わった瞬間、赤の広場にいってました。
同行したのは、日本の大学の偉い地理学者と、チェコの大学の偉い地理学者と、メキシコの大学の偉い地理学者と、モスクワに住んでる地理学を学ぶ学生と、チェコに住んでる地理学を学ぶ学生と、私、日本のヘタレ地理学者です。
何ていっていいのか。こんなに地図を見るのが専門の人間が集まってるにもかかわらず、誰一人として地図を見ないで道を間違えるんですか（ｗ
全く、みんなちゃんとしようよ、地理屋として。
・・・つか、俺もだがな（汗
ちなみに、赤の広場とは美しい広場、という意味で彼の国が一時ソ連で、赤がイメージカラーだったからそういう名前が付いたわけではありません。
おととい、赤の広場にいった時点では、中に入れなかったんだが、昨日出発前にもう少し時間があったので、再び行ってみたのだが、やっぱりだめであった。
どうやら、先日書いた爆弾テロのあおりで閉鎖中らしい。
うーん、なんてこったいである。
で、すでに気づけば帰りの飛行機も後三時間足らず、すでにバイカルを超えたか、という感じである。
ま、最後の最後まで気が抜けない旅であったが、何とか無事に帰れそうである。
其の他諸々の感想は後でまとめるとして、とにもかくにも、お疲れお疲れである。
で、飛行機の中ではかなり端折って書いたのだが。
最終日、現地時間で１０時半にホテル前に集合して、モスクワ中心部見学。
目指すはクレムリン宮殿と赤の広場。
クレムリン見学あたりまでは順調に進んで、終わった時間が２時。
それから飯を食いに行くという話になって、アルバート通りまで移動。
移動を完了した時点で３時。で、私は３時半に宿に戻らなくてはいけないのでそこから退却。つか、その前に聞いた時には飯食ってからでも大丈夫とかいわれてたのに、全然、無理無理。
ということで、今度はメトロで移動。
しかし地下鉄の表示はロシア文字だけ。よめねー(T.T)
いや、まじ焦りましたよ。まぁ、何とか無事、着いたのですがね。
で、そこから空港までタクシーで送ってもらったのだが、何か反対方向行くのよね、タクシーが（GPSを持って他ので確認可能）。
かなりびびったけど、大回りして何とか空港に着きました。あとは、無事に帰ってこれましたとさ。
さて、今回の印象。
まず、この国は「ロシア」じゃなくて「ソ連」なんだなってこと。
いい意味でも悪い意味でも、帝国時代のロシアの跡を継いだ国ではなく、ソ連の跡を継いだ国であると思った。例えば、アエロフロートのマークはソ連のマークの意匠を受け継いでるし、モスクワ国立大学にもソ連のマークとCCCP（SSSR、即ちソ連のこと）のマークがそのまま付いていた。
そして、スターリンは死んだが、レーニンは死んでいない。赤の広場からレーニンの労は撤去されたらしいが、市内の別の場所（オクタビヤスカヤのあたり）には巨大なレーニン像がまだ残っている。また、巡検で訪れた自然保全公園は、同時にレーニン終焉の地であり、未だ彼の最後を迎えた部屋はそのままの状態で保存されている。
やはり、国とか民族とかってものはそうそう簡単には変わらないようだ。
次に、何たってでかい。
そこら辺にある建物から、聖堂から、壁から、像まで、とにかくでかい。
ま、でかけりゃいいってもんじゃないけど、確かにでかいものの持つ威圧感はそれなりにある。何か、そういうものを実感した。
そして、何てったって蒼かった。
ちょうど初夏で極端に熱くもなく、寒くもなく、しかし日本の夏ほど湿っぽくなく、そして空気がすんでいた。
ということで、とりあえず、モスクワ国立大学と何とか聖堂（すまん、後日ちゃんと書きます）の写真をアップします。1024×768なんで、ちと重いですが良かったらご覧下さい。ちなみに、珍しく何ら加工してません。それでも、こんだけ綺麗に色がでるのですねー。
